その21 再び帰還
先日の日曜日、太刀関連の展示会に行った。
太刀と言っても、ざっくりまとめて刀である。
鎌倉から江戸時代あたりの、刀身や絵画などが展示されていた。
私は刀身には関心がないが、鞘の装飾や絵画には興味がある。
しばらく展示物を眺めていると、妙な違和感に気付いた。
女性客が多いのだ。
たいがい美術館に来る女性客のパターンは
1.カップル&夫婦
2.高齢の女性同士
3.本気で日本美術を学びたい外国人
に絞られる。
だが、この日は若い世代で1人で閲覧している女性客が多かった。
中には単眼鏡(片目でケース内の展示物を鑑賞する望遠鏡)で、
刀身の隅々まで堪能しているコアな女性客もいた。
なんでこんなに女性客が多いのじゃろ?
疑問は瞬時に合点に達した。
ちょっと前に刀が擬人化(かたなマン?みたいな)したアニメか
何かの影響で爆発的に刀鑑賞ブームがあった。
確かゲームも発売するとか聞いたし、熱は冷めていないのである。
それでか・・・。
と納得したものの、日曜日に一人で刀鑑賞する女ってどうなのよ?
などと考えてしまう私は、
日曜日に一人で特に興味もない刀鑑賞をするおっさんだったりする。
もしかしたら、あの日は出会いのチャンスだったのか。
いや、それはない。
美術館に出向く際には1%の脈を期待しているが、
断じてな・・・・・・・・・・なんか起これよ!
さて。
久しぶりのブログ書き。
ようやくゲーム(地球防衛軍2)のほうが踏ん切りがつき、
再びDTMのほうへ足を向けようとしている。
とはいえ、ゲームのほうも未練がある。
ダウンロードした「サクナヒメ」をやるかやらまいか悶絶中だ。
まあ、ゲームは冬休みに遊ぶとして、
その間にDTMを触ってみようかなと考えている。
前回のブログで「ぞうさんコピるよ」と書いて以来、
ゆうに三か月が過ぎた。
その間はDTM関連は何もしていない。
・・・わけでもない。
何かはやってた。
情報サイトを眺めたり、「プラグインブティック」を眺めたり、
道路脇の溝にはまって上空眺めたりしてた。
その甲斐あってか、色々買ってしまった。
■XLN Audio「XO」
ドラムサンプラー音源。
膨大なサンプルを管理して、簡単に引き出せる。
リズムパターンも作成してくれる。
ゆくゆくはサンプル管理が面倒だなと思ってたので、
欲しかった一品。
■Tonal Balance Bundle
iZotopeの「Ozone 9」「Neutron 3」「Nectar 3」のセット。
これら3点はAIがEQやコンプレッサーを
自動的にいい感じに調整してくれるらしい。
もう、「EQってどんな感じでいじればいいのよ!」と
叫ばなくてすむ。
便利な世の中になったものだ。
前はちんちんの先にホース繋げればトイレに行かなくて済むと
思っていたが、もうそういう時代ではないらしい。
この2点が「プラグインブティック」でお安くなっていた。
特にTonal Balance Bundleは7万円台で手が出せなかったのが、
2万円台ほどになっていた。
もっと安くなる日が来るが、
自分が「買いだ」と思ったときが買い時だ。
2点で占めて3万円ちょっとで購入した。
もうプレステ5なんて買えないよ。
購入後、「XO」をちょっと触ってみた。
よくわからないまま触ったみたが、
勝手にリズムパターンを作ってくれて結構楽しい。
前に安いドラムシンセを購入したし、
ドラム系はこれ以上いらないって感じだ。
あとはソフトシンセとメロディー作成系があれば、
備えは万全だと思う。
狙っているソフトはあるけど、お金使ってばっかりだし、
もう少しDTMの勉強をしてからでも遅くはないだろう。
■ミュージッククリエイターハンドブック MIDI検定公式ガイド
「DTMを勉強するならコレ!」と推薦されていた本。
私みたいな、オシレーターやらLFO、日曜に一人で刀見る女の事情が
わからない人向けの、ゼロから説明してくれる本だ。
お値段は3千円ほどで高い。
とはいえ、これこそ私が求めていた本だと言える。
MIDI検定3級を受けるか否かは未定だが、
会社帰りの電車の中で読み、少しづつ知識を蓄えている。
ただし。
この本、用紙に特殊な材質を用いているのか、
読んでいる途中に眠気が襲ってくる。
向かい側の座席の人は、目を閉じたまま本を開いている私に
読んでいるのか、眠っているのか戸惑うに違いない。
寝てるよ!
そんなこんなで、DTMを触らずに装備だけ増強した。
そしてこれから「ぞうさん」だ。
「ぞうさん」後は冬休み前まで出来るだけDTMに触れておきたい。
じゃないと、投資ばかりで何も身につかず2021年が過ぎてしまう。
少しでもいいからDTMに触れて元を取りたいのよ。
と、もがいているうちにDTMを初めて1年経ちました。
駐輪場の39番に連続で止めてDTMを志したあの日から、
かなりのサボリを経て1年経ちました。
1年経ったのにこれからやるのは「ぞうさん」です。
これからもよろしくお願いします。
(道路脇の溝で上空を見つめながら)