DTM 肉おばさんの道

DTM初心者が手探り状態で奮闘したりしなかったり

その11 私の脳の困るやつ

ここ一週間、仕事で忙しかった。

愛と正義のセーラー服美少女戦士見習いなんて

気軽に引き受けるもんではないなと後悔しつつ、

おかげでDTMの勉強が一週間おざなりになってしまった。

新品のMIDIキーボードも箱に入れたまま繋げておらず、

通路の妨げになっている状態だ。

アドラー心理学なら、「仕事が忙しいから」は

DTMをやらないための言い訳になってしまう。

本気でDTMを学ぶのであれば、寝る時間を惜しんでもやるものだ。

とはいえ、趣味の領域に本気もなにもない。

プレイ中のゲームが一週間触れないのと同じ。

私の中では、それはそれで仕方がないと割り切れる。

「早く次の段階へ」と、はやる気持ちはあるものの、

「時間があるときにじっくりやりましょう」と、なだめられる。

 

しかし、脳内は結構暇だ。

セーラー服美少女戦士見習いの職とはいえ、

主な仕事は師匠が倒した敵の残骸処理だ。

ビニール袋に詰めておがくずを撒くだけの作業だ。

脳内は案外暇を持て余している。

そんな脳に割り込むかたちで、

次々と曲のアイディアが浮かんでしまう。

これが困る。

現実に脳内のアイディアをアウトプットすれば、

取るに足らない妄想曲だ。

でも、私の脳内では素晴らしい曲だ。

震えて失禁し、股間におがくずを撒くほどの曲だ。

ビルボード1位を独占し、ゆくゆくは徹子の部屋に呼ばれ、

徹子を2回抱くほどまで突き進める曲だ。

そんな曲が脳内で次々と生まれる。

そして次の朝には、すっかり忘れている。

「これだ!」と閃いたコンセプトやリズム、

メロディーラインやドラム音が全く思い出せない。

自分がセーラー服美少女戦士見習いだったことも忘れ、

「自分は母親だ」と名乗る男の名前さえ思いだぜない。

薄々は気付いている。

出勤前に母親と名乗る男に投与される薬物が原因だと

薄々は気付いている。

ゆえに歯がゆい。

あの曲さえ現実化すれば徹子を抱けるのに!と思うと、

相棒のタスマニアザリガニを拳で潰すほど悔しい。

なので、最近は湧き出るアイディアを脳内で押し留めている。

忘れるぐらいなら、これ以上アイディアが展開しないよう

制御したほうが悔しさは残らない。

アイディアが出た途端に、赤い棒を両手に持った交通整理員が現れ、

「はい、ここからは通れませ~ん」と

赤い棒でアイディアをぶん殴って始末している。

そして、その残骸を私がビニール袋に詰めて・・・。

あれ?デジャヴ?もしくはマチャミバーン?

ともかく、もう、暇な脳には晩御飯のハンバーグのことしか

考えないように決めている。

ハンバーグってあれでしょ?

母親と名乗る男に無理やり飲まされる緑色の錠剤のことでしょ?

違うの?

答えてくれ、徹子!

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そんな中、ピアプロの歌手アイコンの追加だけした。

歌手アイコンの追加→コラボレーション作品をダウンロード。

ピアプロのサイトへ飛ぶと、

初音ミクっぽい顔がずらりと並ぶ。

私も絵が上手いほうではないが、

どれも評価しずらい顔ばかり。

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とりえず、ダウンロードしてファイルを

ピアプロスタジオの画面にドロップ。

視覚的に認識しやすいイラストだけを選択して終了。

たぶんこの中から、私のメインボーカリストが誕生するはず。

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