DTM 肉おばさんの道

DTM初心者が手探り状態で奮闘したりしなかったり

その14 Studio one 4 ガイドブック

去年の暮あたりにStudio oneのガイドブックを購入した。

Studio oneのガイドブックの中で評価が高い。

お値段も5000円と高い。

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購入してから数ヵ月間、灰皿の下に敷かれ、

灰皿からこぼれた灰を受け止める敷物として活躍してくれた。

その間、まったくStudio oneを起動させてない。

 

ようやく、DTMの勉強を再開したと同時に敷物の任を解き、

ペラペラめくりながら、Studio oneをいじること数ヵ月。

感想としては、微妙。

初心者に対し、2曲作成する工程で、

基本から応用まで解説してくれる。

わりと見やすいページ編成、丁寧な説明で、

たどたどしくも作成できる。

だが、すべての初心者に適切ではない。

途中からこちらが知らない、もしくは解説してくれない用語が

頻繁に登場する。

インストゥルメントやエフェクトの使い方は解説してくれるが、

各ノブ・各スイッチの細かい説明は省かれている。

いずれも自分で調べて、いじるしかないようだ。

なので、「このガイドブックさえあれば!」という本でもない。

「これで大体把握して、あと自力で頑張る」本だと思う。

 

あと、この本で根本的に問題な点は、グレードである。

Studio oneには3つのグレードがある。

プライム、アーティスト、プロフェッショナル。

プライムは無料版。

アーティストはプライムの上位版で、

PreSonus等の製品のおまけで付いてくる。

プロフェッショナルはアーティストの上位版で、

いわばStudio oneの最終形態である。

私のStudio oneは初音ミクのおまけでアーティストなのだが、

このガイドブックは途中からプロフェッショナル版の

説明がやたら出てくる。

コード系のくだりあたりから「そんなボタンないんだけど…」と

首をかしげる箇所が出てきて、

よく見ると冒頭に「プロフェッショナルのみ」と書かれている。

(ちなみにコードに関する詳しい説明はありません)

そんなプロフェッショナル以外お断りな3分の1ほどある。

なんか、クラスで1泊のキャンプでクラスカーストの上位が

男女で肝試しをする企画で盛り上がっている場に

クラスカーストの下位の私が入り込めない感じだ。

つまり。

この本に記述された解説をすべて習得するには、

プロフェッショナルへとアップグレートしなければならない。

アップグレートのお値段、約5万!

払えません。

PCの買い替えで20万。

今年はアパートの更新で10万。

肝試しの参加費で1000円。

5万を気軽に払える状態ではない。

この本を購入者はちょっと本気になった初心者が多いと思う。

なにせ5000円の本だし。

だが、さらに本気になるには、自力で調べる学習意欲と、

5万円の出費を覚悟しなければならない。

そんな本。

 

ちなみに、このガイドブックに沿った感じで作ったやつ。

「カエルの歌」

 

「きらきら星」

 

 

あたらめて聴くとひどいな!

まあ、今後は数多の童謡をコピー&アレンジして、

なんとなくDTMでの作曲の仕方を把握していこうかと。

GW中に1曲作ろうかと思っている。

え?GWもう終わり?

なんで?

足の爪をいつ切ろうかとボーっと見つめていただけで、

もう終わり?