DTM 肉おばさんの道

DTM初心者が手探り状態で奮闘したりしなかったり

その10 やつがきた

記憶が正しければ、一週間前か紀元前のこと。

注文していたMIDIキーボードが届いた。

そのMIDIキーボードが入っているであろう段ボールと一緒に、

もう1つ箱を受け取った。

大きさで例えると猿の頭蓋骨ぐらい。

最初は一緒に注文したヘッドフォンかと思った。

だが、ヘッドフォンはMIDIキーボード側の

段ボールに入っていた。

じゃあ、本当に猿の頭蓋骨?

いやいや、猿の頭蓋骨は先週届いたので、それはありえない。

もしやと思い、開けてもみるとナント「Studio 24c」。

入荷に手間取るため、9月の上旬に配送される予定だった

オープンインターフェイスである。

それが私の予想より早く届いたのだ。

MIDIキーボード、オープンインターフェイス、ヘッドフォン、

そして猿の頭蓋骨。

DTMの環境がほぼ揃ったようだ。

あとは坂本龍一の霊が私に宿れば完璧だ。

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早速、仕入れたばかりのStudio 24cとアナログシンセを繋いでみた。

埃を被っていたアナログシンセはすでに綺麗にしてある。

私の血を与え、再契約もした。

電源も入るし、鍵盤を押すと中で小動物が潰される音もする。

問題はない。

MIDIケーブルをシンセとStudio 24cに繋ぎ、

猿の頭蓋骨をStudio 24cの上に配置してUBSケーブルでPCに繋ぐ。

あれ?ここからどうすんだ?

「オープンインターフェイスを経由すればアナログシンセが使える」

 それだけで脳の思考が停止していたため、

繋いでから先のことなど考えていなかった。

鍵盤を押しても音がしない。

猿の頭蓋骨の角度を調整しても反応なし。

アナログシンセをPCに認識させる方法を

ネットで調べたが、効果なし。

完全に手詰まりだ。

 

まあ、古いシンセを繋いでもね。

こちとら最新のMIDIキーボードがあるし。

過去に勢いで買い、数日足らずで押し入れに封印し、

20年以上放置したシンセを昇華したかっただけだ。

使えないなら仕方がない。

また20年後に会おう。

 

ってことで素直に諦め、Studio 24cの付属ソフトを漁った。

これで元を取る!

でないと、何のためにオーディオインターフェイス

買ったのかわからなくなる。

えぇ、付属ソフトが豊富だから買ったんですよ。

決して古びたシンセに再登場の機会を

与えたかったワケではないんですよ。

見えない道を歩いても未来は来ないんです!

はかないパンツにシミはつかないんです!

 

PreSonusのサイトでStudio 24cの製品登録をすると、

色々なソフトがダウンロードできるようになる。

どれが使えるのかさっぱりわからない。

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とりあえず、ネットで調べ、良さそうなものを落としてみた。

私が落としたのは

OUTPUT MOVEMENT

KLANGHELM SDRR2TUBE

ARTURIA ANALOG LAB LITE

MELODICS - STUDIO BUNDLE

UVI - MODEL D

の5つ。

というか、ダウンロードに手間がかかるため、

5つ落とすだけでかなり時間を消費する。

しかも何も使い方がわからない、使うかどうかもわからない。

そんなもののために作業に時間を消費したくはなく、

5つだけで止めておいた。

 

どのソフトも海外のサイトでサイト登録をし、

ハブを落とし、ハブから目的のソフトをダウンロードする。

これがかなり面倒くさい。

それよりも前に「ハブって何?」と理解するまで時間がかかった。

CDかフェロモンスプレーで落とせるもんだと思っていた私には、

ハブを使った作業に終始頭に「?マーク」が沸いていた。

 

特に問題だったのが「UVI - MODEL D」を落とす時だ。

サイト登録をしたのに返信メールが来ない。

メールが来て、本登録をしてもエラーが出る。

日本語に対応していないため、

翻訳サイトでエラー内容を文字入力。

判明したエラーの原因が理解出来ずに号泣。

その涙で出来たのが、琵琶湖と云われております。

原因としては、サイトの反応が遅いとしか。考えられない

割と時間差を経て、メールが届いたり、

本登録が出来たりしたので、

マントルあたりにサイトがあるのでは、と推察している。

 

今回落としたソフトの中で、

素人の中の素人の私でも「すごい」と思ったのが、

「ARTURIA ANALOG LAB LITE」

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無数のシンセやオルガンやらの音源が使える。

読み込ませるのに時間がかかるのが難点だけど、

単にキーを押すだけでも楽しい。

それ以上のことはわからないが、

これだけでも元を取った気がする。

よかったね。