その31 「アルプスの少女ハイジ」を打ち込んだ
私の部屋にはテレビがない。
おかげで、テレビを観なくても大丈夫で、
時代の流れに鈍感な体質になってしまった。
どんなに話題のテレビ番組があろうと、
テレビを購入してまで観ようとは思わない。
が、
つい最近「半沢直樹」のDVDを「1」「2」連続でレンタルして観た。
おもしろ~い!
俳優さんの演技、ストーリー、カメラワーク、すべて高水準。
レンタルするたびにワクワクした作品はこれが初めて。
それだけ良かっただけに、やはり訪れた「半沢ロス」。
「2」を観終わって、「3」はないのか…。
という、皆が味わったであろう喪失感。
数年越しに食らいました。
また機会があれば話題になったドラマを一気に観てみたいです。
さて、
今回は「アルプスの少女ハイジ」の主題歌、
「おしえて」を打ち込みました。
前回の「着ぐるみモゲター」の前に打ち込む予定だった曲です。
アニメのほうは、ちゃんと観たような、観なかったような。
クララがクラウドファンディングした足の治療費を
ペーターがFXで溶かすまでは覚えています。
■Cメジャー
「アルプスの少女ハイジ」はCメジャースケールの曲です。
いつものように♭の位置を指さし確認する必要はありません。
「♭」や「#」の登場数も少ないです。
「かえるの合唱」を卒業した超初心者さんでも
挑戦できる曲だと思います。
まあ、私は初心者に毛が生えてる状態ですから、
毛が生えた分だけアレンジを加えましたよ。
えぇ、もちろん悲惨な曲に仕上がりましたよ。
■USYNTH CORE
今回使用したのは「SPIRE」「Loopcloud」「USYNTH CORE」の3つ。
毎回使用していたドラムサンプラー「XO」は未使用。
ドラムの打ち込みは「Loopcloud」ループのみ。
決しておサボリではなく、ちゃんとキックやスネアなどを
トラック分けしています。
今まで使用していたドラムループは「フルドラムループ」、
つまりキックやスネアなどが混ざったループでした。
「フルドラムループ」を使用するとループ自体にエフェクトが
かかってしまうため、それを嫌ってトラック分けしました。
そして「USYNTH CORE」
買って後悔しているソフトシンセをついに使ってみました。
前奏のホルンのパートを打ち込んでみたところ、
割とホルンホルンしていたので、「いけるじゃん」と
思っていましたが、やっぱり微妙。
特にピアノロールのC2以下から赤っぽい線が入る。
鍵盤で演奏する際の「モードチェンジキー」らしい。
C2以下はピアノロール上で打ち込み可能ですが、
打ち込み部分が見えない、ベロシティーが表示されなくなる…、
というワケわからん仕様。
私はC2以下を「デンジャーゾーン」と呼びながら、
「C2以下出てくるなよー」と願いつつ打ち込みました。
前半は「USYNTH CORE」多め。
後半は「SPIRE」オンリーの構成になりました。
結局「USYNTH CORE」は「いらない子」かもしれません。
■トラック多い
先述で、「前半」「後半」と書きました。
その通り、前半と後半で分かれた曲に仕上げました。
素人がな!
前半と後半で使用しているループも違います。
おかげでトラック数が多いです。
38トラックは収集つかないです。
これだけ多いとPAN振りもよくわかりません。
ミックスダウン時にはもう根気が失せてきました。
「半沢ロス」も相まって、すべてがどうでもよくなり、
魔法の言葉「どうせあなた素人、で、しょ?」と
黒崎検査官に耳元でささやかれた気もして、
結局、「思ってたのと違う」曲になりました。
そんな曲「アルプスの少女ハイジ」の「おしえて」もとい、
「骨ゴリラ」です。
個人的に好きな部分は小鳥と一緒に登場する「クレイジーおじさん」です。
はい。
歌詞は「シビンをまいてるの」だけ決定していて、
それから「着ぐるみモゲター」が完成するまで、
ずっと止まっていました。
元曲は1~3番まで合わせて6行だけ歌詞が違っているだけ、
という単純な構成ゆえ、替え歌に悩みました。
さらっと歌詞をまとめますと・・・
生き血をすすったナタデココの呪いで
荻窪のおじさんはミニスカでシビンをまいて大往生
荻窪のおばさんはマッハで飛んで空へ消え
俺は容姿が骨ゴリラになったが、なぜか一日署長に
こんな強引なラブソングになりました。
もう勘弁してください。
とはいえ。
曲が出来上がったからにはピアプロに上げないと、
ボカロPの道は開けません。
今から適当に描いたイラストと共に
ピアプロに乗り込んで玉砕されてきます。